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　通常の許可基準よりも厳しい基準をクリアした優良な産廃処理業者を、都道府県・法令市が審査して認定する　　　

　制度です。

　認定された産廃処理業者は、遵法性や事業の透明性が高く、財務内容も安定しています。

　優良産廃処理業者認定制度を活用して、産廃廃棄物の適正処理を進めましょう。

   あなたにもひょっとして・・・。

   ▶事業者には、自らの産廃廃棄物を適正に処理する責任があり、この責任は、産廃処理業者に処理を委託し  　   ても免じられるものではありません。

   ▶したがって、処理委託後も最終処分が終了するまで、産廃廃棄物の適正処理の確保のための措置を講じな         ければならず、この注意義務が果たされいない場合、行政により産廃廃棄物の撤去命令を受ける可能性が         あります。そうなれば、多額の撤去費用を負担することになったり、社会的信用の失墜につながりかねま         せん。現に、産廃廃棄物の撤去を命じられ、多額の撤去費用を負担した事業者の方もいらっしゃいます。

      このようなことは、事業者にとって、決して他人事では済まないのです。

   産業廃棄物の処理に関するコンプライアンスの確保

 　▶したがって、委託先の産廃処理業者を処理料金の安さだけで安易に選定せず、その産廃処理業者が信頼に　        値するかどうかを、自身の責任で見極める必要があります。

　 ▶優良認定業者は、遵法性や事業の透明性が高く、信頼できる産廃処理業者であるといえます。

　 ▶また、優良認定業者が本制度に基づいて公表している、産廃廃棄物処理状況や施設処理能力等の情報を十

　　分に比較、吟味した上で、委託先を選定した場合、上記の注意義務が果たされていることを示す一つの要素

　　として考慮されます。

    ▶産廃廃棄物の処理を産廃処理業者に委託する際に、積極的に優良認定業者を選択していることは、環境に

　    配慮した事業活動を行っていることのアピールポイントになります。

　 ▶平成22年の廃棄物処理法改正により、多量に産廃廃棄物を排出する事業者の産廃廃棄物処理計画、その実        施状況報告書において、優良認定業者への処理委託量を記載することになりました。計画、報告書は公表        されることから、優良認定業者への委託を積極的に行うことで、環境に配慮した事業活動を行っているこ        とをアピールできます。

　都道府県、政令市から「優良認定業者」として認定された産廃処理業者は、通常の許可基準よりも厳しい以下

　の基準をクリアしています。

　1）実績と遵法性：5年以上の産廃廃棄物処理業を営んでいる実績があります。また、廃棄物処理法に違反し

　　  て改善命令等の不利益処分を受けたことがなく、遵法性の高い産廃処理業者と言えます。

　2）事業の透明性：会社情報、取得している許可の内容、産廃廃棄物の処理状況、施設の維持管理状況など、

　　  産廃廃棄物の処理に関係の深い情報をインターネットで広く公表しており、事業の透明性が確保されてい

　　  ます。

　3）環境配慮の取組：ISO14001やエコアクション21等の認証を取得しており、環境に配慮して事業を行って

　　  います。

　4）電子マニフェスト：事務処理の効率化、法令遵守、透明性の確保等、メリットの多い電子マニフェストが

　　  利用できます。　

    優良認定業者の情報は、産廃情報ネットで入手できます。

    許可自治体、産業廃棄物種類などを条件に優良認定業者を検索することもできます。また、産廃情報ネット

    を利用すると、処理委託先の産廃処理業者の許可内容や、産業廃棄物処理状況などの情報を、自動メールサ

    ービスで簡単に入手できます。さらに、求める条件に合致した産廃処理業者の情報も、自動メールサービス

    で簡単に入手できます。

　（公財）産業廃棄物処理事業振興財団（TEL:03-3526-0155）

 　優良化事業推進チーム